自分の感情に名前をつけるお仕事
やっちまった感に、毎日襲われる。
一日一記事を目標にこのブログを立ち上げたはずなのに、最後の記事はいつのだ?
2015年9月
いつだよ。
まだタカラヅカスペシャル(年末の大仕事)も終わってないじゃない。
毎日、やりたいことはたくさんある。
勉強だって結局何にも進んでないし、このブログはこんなザマだ。
そもそも、学生の頃の私は夢見るぽえまーちゃんでした。
思いついたことを詩にしたため「誰か曲をつけてくれないかな~」なんてことを
毎日思ってました。
「言葉」というものが大好きだった。
ペンとノートがあれば一日過ごせた。
ふっと心に浮かんだフレーズを膨らませ膨らませ、
かっこつけて言うならば、
自分の感情に名前をつけるような作業を毎日繰り返していました。
いつからそれをしなくなったのだろう?
それなりに多忙を極める職に就き、その後には結婚から出産を経て「しなくなった」というよりは「できなくなった」のかもしれない。自分の時間に制約ができて、一人でペンを持ってノートに向かう時間なんてなかった。
最近、自分が不安定であることを自覚している。
常にイライラして、考えがブレすぎてまとまらずにまたイライラする。
言うことを聞かない子供にイライラする。やることが多すぎて何から手をつけていいかわからない。なんで私、こんなにやることがあるの?また子供が騒いでる。私にはまだやることいっぱいあるのに!
心がざわざわする。この感情はなに?この感情はなに?
わからない。わたしはそれを考えるためのペンを失くしてしまったから・・・
もう、どうでもいいや。
わかってもわからなくても一日は終わってゆくのだから・・・
そうだ。
私はペンとノートで自分に問いかけ、自分の感情や思いに名前を付け、そのことで自分自身というものにカタをつけてきのかもしれない。
納得のいくまで考える時間。それが正解なのか間違っているのかは別として、自分の答えを探し当てる時間。すっと心が楽になり「腑に落ちる」ことを体感して眠りにつくあの幸せな感覚。ずっと忘れていたのはそれだった。
私は書かなくてはいけないんだ。
書くことによってしか、自分の心を受け止めきれないのかもしれない。
毎日じゃなくてもいい。
きちんと自分自身に向き合ってあげる時間をつくらなくてはならない。
だから、書こう。自分の言葉を。
この事に気づかせてくれた、宙組公演「Shakespeare~空に満つるは、尽きせぬ言の葉~」は宝物のような公演になりました。
そのお話はまた別の機会に・・・